「ビルの解体費用はどのくらい?」「ビルの解体費用をおさえたい!」
日本全国で一棟ビルを多数取引しているドリームプランニングでは、ビルのオーナー様から多数のご相談をいただきます。
今回はドリームプランニング社長がビルの解体費用について徹底解説!皆さんがビルの解体費用を知るご参考にどうぞ。
著者情報
株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋 樹人
著者が経営する「株式会社ドリームプランニング」は、日本全国の一棟ビルや再建築不可物件・底地・借地などの特殊な不動産を専門的に取り扱うため、多数の不動産トラブルの相談を受けておりました。
当サイトURUHOMEは、私達が蓄えた取引ノウハウを不動産のお悩みを抱えていらっしゃる皆様に役立てたいと思い、「ニッチな不動産のお悩み解決サイト」として立ち上げたものです。
ご売却にお困りの不動産がございましたら、こちらからお気軽にご相談くださいませ。
- ビルの解体費用はどのくらい?
- ビル解体費用の内訳は?
- ビルの解体費用が高くなってしまうのはなぜ?
- ビルの解体費用をおさえるには
- ビル解体でよくあるトラブル
- ビル解体費用について相談できる専門業者
- ビルの解体費用でお悩みならURUHOMEへご相談を
1.ビルの解体費用はどのくらい?
それではさっそく本題に入りましょう。
ビルの解体費用はビルによってケースバイケースですが、ある程度は計算できます。
ここではビルの解体費用を大まかに把握するための計算方法などを解説してまいりましょう。
- 1-1.ビルの解体費用は坪単価×延べ床面積で概算
- 1-2.S造(鉄骨造)ビルの解体費用
- 1-3.RC造(鉄筋コンクリート造)ビルの解体費用
- 1-4.SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)ビルの解体費用
- 1-5.ビル解体費用の計算例
1-1.ビルの解体費用は坪単価×延べ床面積で概算
ビルの解体費用は、ざっくり坪単価×延べ床面積で概算可能です。
※他にもビルの間取りや形状、築年数などによっても変わるケースがありますが、今回は割愛。
坪単価はビルの構造≒解体しやすさによって異なるため、それぞれの坪単価も見ていきましょう。
1-2.S造(鉄骨造)ビルの解体費用
S造ビルの解体費用:35,000~50,000円/坪
ビルの柱や梁に鉄骨を用いているS造(Steel)の解体費用は、他の構造よりも廃材量が少ないため、解体工期も比較的短めです。
S造には軽量鉄骨(鋼材厚6mm未満)と重量鉄骨(鋼材厚6mm以上)の2種類があり、多くのビルではより強度の高い重量鉄骨が採用されています。
1-3.RC造(鉄筋コンクリート造)ビルの解体費用
RC造ビルの解体費用:40,000~80,000円/坪
鉄骨をアルカリ性のコンクリートで覆うことによって酸化(サビ)を防ぐRC造のビルは、気密性や防音性にすぐれているため中低層のビルに多く採用されています。
鉄骨がコンクリートに覆われているため、構造上外見だけでは鉄骨の本数が分かりにくい≒解体費用が見積もりよりも高くなりがちです。
なおRCとはReinforced Concrete(強化コンクリート)を意味します。
1-4.SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)ビルの解体費用
SRC造ビルの解体費用:45,000~90,000円/坪
S(鉄骨)とRC(鉄筋コンクリート)を組み合わせて、文字通りSRC造のビルは、強度が高いためそれだけ解体にもコストがかかります。
RC造のビルよりも耐火性・耐震性にすぐれ、高層ビルではSRC造が主流です。
1-5.ビル解体費用の計算例
ここまでビルの解体費用相場を構造別に解説して参りました。
せっかくなので、神奈川県横浜市のクイーンズタワーAを解体した場合の費用を試算してみましょう。
クイーンズタワーA・基本データ
竣工 | 1997年6月(2024年時点で築27年) |
規模 | 地上36階、地価5階、塔屋2階 |
構造 | SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) |
延床面積 | 27,652.74坪(91,414.00㎡) |
これを先ほどの計算式にあてはめると、
90,000円/坪×27,652.74坪=2,488,746,600円
クイーンズタワーAを解体する費用は、概算で24.8億円となるようです。
ただしこれは純粋な解体作業費であり、実際には付帯工事費などがかさんでしまうケースが少なくありません。
2.ビル解体費用の内訳は?
ビル解体費用の概算がわかったところで、次はビル解体費用の内訳、要するに「何にどのくらいかかるのか」を解説していきましょう。
- 2-1.ビル解体費用①仮設費用
- 2-2.ビル解体費用②労務費用
- 2-3.ビル解体費用③産廃の運搬処分費用
- 2-4.ビル解体費用④重機設備費用
- 2-5.ビル解体費用⑤近隣対策費用
- 2-6.ビル解体費用⑥付帯工費用
2-1.ビル解体費用①仮設費用
ビルを解体する前に、一時的に必要となる施設や設備の仮設や撤去に要する費用が仮設費用です。
仮設費用には、例えばこのようなものがあります。
- ビル解体現場の仮囲い
- 養生シート
- 仮設水道や電源
- 仮設トイレ
- 現場事務所
仮設費用はビル解体費用の約5%を占めるのが一般的です。
2-2.ビル解体費用②労務費用
ビル解体費用のうち大きな割合を占めるのが労務費用。これはビルの解体作業に従事するスタッフ(解体作業員、現場監督等)の人件費となります。
大規模な解体現場で管理員や事務員など解体作業に参加しないスタッフを置いている場合は労務費でなく一般管理費に含まれるため、注意が必要です。
解体業者によっては下請け業者を使ってビル解体を行わせるところがありますが、安くしたいあまり粗悪な解体業者を使っていることもあるため、注意しましょう。
労務費はビル解体費用の約30~40%を占めるケースが多いです。
2-3.ビル解体費用③産廃の運搬処分費用
ビルの解体工事では多数の産廃(産業廃棄物)が発生するため、その運搬処分を行う費用が必要になります。
費用は産廃の種類や、どこまでどうやって運ぶかによって異なり、許可が必要となるケースもあるので要注意です。
2-3-1.ビル解体産廃の運搬処分費用相場例
産廃の種類 | 費用相場 |
がれき類 | 20,000円~/㎥ |
混合廃棄物 | 25,000円~/㎥ |
廃プラスチック | 17,000円~/㎥ |
石膏ボード | 15,000円~/㎥ |
ガラス・陶磁器 | 12,000円~/㎥ |
パーチクルボード | 10,000円~/㎥ |
産廃の運搬処分費用はビル解体費用の約30~50%を占めることもあります。
2-4.ビル解体費用④重機設備費用
ビル解体では重機を使うことになるため、重機の費用もビル解体費用に組み込まねばなりません。
クレーン・油圧ショベル・ブルドーザーなど多くの重機を使うため、その費用はビル解体の中でも大きな割合を占めることになります。
解体業者がそれらの重機を自社保有しているか、解体現場ごとにレンタルするかで費用は大きく変わってくるでしょう。
2-5.ビル解体費用⑤近隣対策費用
ビル解体は、ただ目の前のビルを解体すれば事足りるものではありません。
ビルの解体工事は振動や騒音など近隣の方々に迷惑がかかるため、ビルの解体費用に近隣対策費を組み込んでおくのです。
例えばビルの解体工事にともなうホコリや粉塵を防ぐための養生や、大規模なビル解体工事であれば、近隣住民の不安や不満を解消するための説明会を開くこともあるでしょう。
近隣対策を怠ると、後から大きなトラブルに発展しかねません。ビル解体を行う際は、近隣対策費用もきちんと組み込んでおくのがおすすめです。
2-6.ビル解体費用⑥付帯工費用
ビルの解体工事において、ビル本体以外のものを撤去する工事を付帯工事と言います。
例えばビル敷地のフェンスや駐車場設備、地中に埋設された基礎コンクリートや杭などが対象です。
また地中埋設物などが発見された時は、それらも撤去しなければなりません。そのため付帯工事費用がビル解体費用の大きな割合を占めるケースもあります。
ビルの解体に際しては、どの費用についても十分に準備しておくのが理想です。
3.ビルの解体費用が高くなってしまうのはなぜ?
ビルの解体工事を行うと、見積もりよりも費用が高くついてしまうケースが少なくありません。
ここでは、ビルの解体費用が高くなってしまう理由について解説していまいります。
3-1.隣家との距離が近い
ビルと隣家の距離が近いと、解体工事を慎重に行わざるを得ません。防音対策や粉塵対策にも神経を使い、また重機を入れにくいことによって解体作業の効率も悪くなります。
自然に解体工事の期間が延びて、労務費がかさんでしまうケースが多いでしょう。
3-2.道路幅が狭い
ビルが面している道路幅が狭いと、解体費用が高くなってしまう傾向があります。
こちらも機材や廃材を運搬するトラックの出し入れしやすさや、解体に必要な作業スペースの確保が難しいためです。
目安としては隣家との距離が1m未満、あるいは道路幅が4m未満だと解体費用が高くなりやすいでしょう。
3-3.階層が多い
言うまでもなく、解体するビルの階層や高さによって解体費用は大きく変わります。
例えば地上高30m(およそ10階)以上の高層ビルでは解体費用が数千万円~数億円、地上高60m(およそ20階)以上の超高層ビルでは、解体費用が数億円以上になることも少なくありません。
ビルの階層が多いほど、解体途中の倒壊や崩落を防ぐための保持策や、慎重な解体作業が必要となります。
合わせて足場も多く必要となり、廃材も大量に出るため、処分費用もかさんでしまうでしょう。
3-4.付帯物が多い
解体するビル本体だけでなく、フェンスなどの付帯物が多い場合でも付帯工事の費用が多くかかってしまいます。
ビル解体の前にあらかじめ撤去しておいてもよいのですが、別々の業者を依頼することでかえって費用が高くついてしまうケースもあるでしょう。
3-4-1.付帯物の撤去費用相場例
付帯物の種類 | 費用相場 |
塀の撤去費用 | 3,000円~/㎡ |
土間コンクリートの撤去費用 | 3,000円~/㎥ |
アスファルト舗装剥がし費用 | 3,0000円~/㎡ |
樹木伐根除去費用 | 10,000円~/本 |
駐車場撤去費用 | 20,000円~/㎥ |
3-5.アスベストが含まれている
ビルを解体する前に、アスベスト(石綿)が含まれているかを調査する必要があります。
アスベストが含まれていた場合、大気汚染防止法に基づいて都道府県等に届出を行うなど適正に処理を行わねばなりません。
さらに解体工事中もアスベストが飛散しないよう、労働安全衛生法や廃棄物処理法等にもとづく厳格な作業基準を遵守する必要があります。
これらの対策に時間と労力が割かれるため、ビルの解体費用が上がってしまうのです。
3-6.地中埋設物が発見される
ビルの解体工事を行っている中で、地中埋設物が発見された場合も費用が大幅に上がってしまうでしょう。
埋設されていたものによっては土壌が汚染されているケースもあり、そちらの対処も必要になります。
地中埋設物の撤去しかり土壌汚染の除去しかり、相応の費用増加を覚悟しなければなりません。
4.ビルの解体費用をおさえるには
ビルの解体費用は、少しでも安い方がいいですよね。
ここではビルの解体費用をおさえる方法について解説いたしましょう。
- 4-1.査定時にビルの断面図を提示する
- 4-2.現地調査に立ち会う
- 4-3.相見積もりをとる
- 4-4.追加費用も想定・確認しておく
- 4-5.ビル解体業者の閑散期を狙う
- 4-6.自治体の補助金もチェック
- 4-7.安さだけでビル解体業者を選ばない
4-1.査定時にビルの断面図を提示する
ビルの解体時に費用が大きく上がってしまう一因として「こんなの知らなかった」があります。
例えばシンプルな形状のビルだろうと高を括って、ロクに現地調査もせずに安値で解体工事を引き受けた解体業者が、いざ現地に入ってから「こんなに複雑だと、もっと費用がかかる」と言い出すケースがありました。
ちゃんと現場チェックしといてよ……そんなオーナー様の相談を多数お受けしてきましたが、こんな事態を予防するためには、あらかじめ解体するビルの断面図を提示するのがいいでしょう。
ビルのどこに鉄骨や鉄筋が入っているのか、このビルの解体作業で注意すべきポイントがどこかなど分かっていれば、正確な解体費用を見積もりできるはずです。
4-2.現地調査に立ち会う
ビルの解体費用を見積もる際、ちゃんと現地に足を運んでくれる解体業者(本来当たり前なのですが……)に対しては、現地調査に立ち会いましょう。
図面や資料だけでは分からない特殊な事情があれば補足説明できたり、解体業者がちゃんと調査しているかチェックできたりなどのメリットがあります。
また解体業者も人間ですから、何度か顔を合わせて信頼関係を構築しておくことで、よりよい仕事につながる効果も軽視できません。
「お金払うんだから、ちゃんと解体しといてよ」という態度のオーナー様より、「ビル解体という大事な仕事をお願いする」態度のオーナー様の方が、トラブルも少ない傾向がありました。
日ごろご多忙とは思いますが、こういう小さな積み重ねが意外と後で効いてくるものです。
4-3.相見積もりをとる
ビル解体業者に解体費用の見積もりをとる時、相見積もりをとるのは常識と言えるでしょう。
露骨に「相見積もりとってるから、仕事がとれるようせいぜい安くしろよ」と言わんばかりの態度では嫌がられるものの(※意外とこういうオーナー様がいらっしゃいます)、相見積もりをとっているのは解体業者も解っているので気にすることはありません。
相見積もりをとることで、ビルの解体費用をより安くおさえることができます。
ビルの解体費用で相見積もりをとる時は、たいてい2~3社、多くても5社以内にとどめるのがおすすめです。
あまり多くの解体業者に相談しても極端にビルの解体費用が安くなることはありません(もし極端に安い業者があったら警戒してください)。それに対して一社ごとの対応が大変なばかりで、結局は骨折り損のくたびれ儲けになるでしょう。
4-4.追加費用も想定・確認しておく
ビルの解体費用を見積もる時、図面や現地をしっかりとチェックしていても、どうしても不確定な部分があります。
そういう時に費用が多少上乗せされるのはやむを得ないものの、青天井(無制限)で解体費用が上昇してはたまりません。
もしビルの解体中に追加費用が発生した場合はどのくらいになるのか、ある程度の見通しはつけてほしいところです。
ここが解体業者にとって腕の見せ所で、「ビル解体の追加費用がどのくらいになるか分かりません」なんて答える解体業者には任せない方が賢明でしょう。
ビル解体に精通している解体業者であれば、どういう時にどういう追加費用が発生して、追加費用がいくらくらいになるのかをある程度は説明してくれるはずです。
ビル解体の追加費用もきちんと想定できていれば、解体予算をオーバーして解体工事がストップしてしまうような事態は防げるでしょう。
4-5.ビル解体業者の閑散期を狙う
ビルの解体費用をおさえるテクニックとして、ビルの解体時期をビル解体業者の閑散期に合わせるのもおすすめです。
ビルの解体業者が最も忙しいのは公共事業の追い込みがかかる年度末。筆者の肌感覚では1月下旬から2~3月いっぱいまでがビル解体業者の最繁忙期と言えるでしょう。
逆に年度が改まった4月以降は公共事業での解体発注が少なくなるため、ビル解体業者も仕事を獲得するために値引きしてくれやすくなる傾向があります。
4-5-1.ビル解体業者の繁忙期・閑散期カレンダー
繁閑度合 | 値引き | |
1月 | 高~極高(下旬ごろからピリピリしてくる) | × |
2月 | 極高(年度末に向けてスパートをかけ始める) | × |
3月 | 極高(年度末ラストスパート。他の仕事を受注する余裕がない) | × |
4月 | 極低(ピークを乗り切って、脱力ムード) | ◎ |
5月 | 極低~低(GWごろまではのんびりしている) | ◎ |
6月 | 低(大抵の解体業者はのんびりしている) | ○ |
7月 | 低(大抵の解体業者はのんびりしている) | ○ |
8月 | 低~中(9月決算の業者はスパートをかける) | ○ |
9月 | 低~中(9月決算の業者はスパートをかける) | ○ |
10月 | 中(この辺りから年度末を見据えた行動が始まる) | △ |
11月 | 中~高(年内に売上を立てたい解体業者はスパートをかける) | △ |
12月 | 中~高(年内に売上を立てたい解体業者はスパートをかける) | △ |
4-6.自治体の補助金もチェック
ビルの解体費用をおさえるために、自治体から補助金が出る可能性もチェックしておきましょう。
ただしお役所仕事あるあるで、申請してからすぐに出るわけではなく、数週間から数ヶ月単位の時間がかかるケースがほとんどです。
なので最初からそれをアテにするのではなく、申請しておいてビル解体工事を進めながら、補助金が出たらラッキーくらいの感覚で臨みましょう。
ビルの解体工事は自治体とも接点が多くなるので、こうした情報もキャッチしておくのがおすすめです。
ビルの解体工事に精通している解体業者であれば、オーナー様に先回りしてこうした情報を提供してくれるので、解体業者の良し悪しを見極める目安にもなるでしょう。
4-7.安さだけでビル解体業者を選ばない
先ほどビルの解体業者を選ぶ時に相見積もりをとるという話をしました。
相見積もりをとるのは、少しでもビルの解体費用の安い業者を選ぶためでもありますが、他の条件についても比較するためです。
例えばビルを最安値で解体してくれるけど、残置物の撤去は別料金という解体業者も少なくありません。
また破格の安さだけど、実は身元も国籍も不明な労働者を多数作業員として雇っており(賃金すら払っているのかも不明)、後からトラブルが絶えないなんてケースもありました。
そういう安かろう悪かろうのビル解体業者はトラブルの温床で、ひどいケースになると「日本語ワカラナイ」と言って逃げられてしまったオーナー様もいらっしゃいます。
ビルの解体費用に限らず、モノやサービスには必ず適正価格があるものです。費用を安くおさえたいあまり、後からリスクやトラブルを抱え込むことのないよう、信頼できるビル解体業者を選んでください。
5.ビル解体でよくあるトラブル
ここではビル解体でよくあるトラブル事例と予防策について解説します。
5-1.騒音や振動
ビルの解体工事と言えば、騒音と振動はつきものです。
なるべく早くスムーズに解体工事を完了するしかありませんが、近隣の皆様に配慮する姿勢を見せることで、感情的なトラブルを防ぎやすくなる傾向があります。
5-2.ホコリや粉塵
ビルを解体すればホコリや粉塵が舞い上がり、洗濯物や車にビッシリというケースも少なくありません。
ビル解体のホコリや粉塵を防ぐためには、解体現場の仮囲いや養生、充分な散水などが有効です。
5-3.作業員のマナー
ビル解体作業員のマナーが悪くて近隣の方へ迷惑をかけてしまうケースもあります。
多いものでは路上喫煙やポイ捨て、ひどいケースだと暴力事件や窃盗事件を起こす解体作業員もゼロではありません。
予防のためには、まともな作業員を雇っている(少なくともマナー違反を許さない)ビル解体業者を選びましょう。
5-4.路上駐車
ビル解体には多くの重機を使い、また解体作業員がやってくる車も多く出入りします。
ビル解体現場が広ければ場内に駐車できますが、比較的小さなビルの場合は周辺の駐車場を利用することになるでしょう。
中にはそれを守らないビル解体業者もおり、路上駐車で近隣の皆様に迷惑をかけてしまうケースも少なくありません。
5-5.隣家や公共物を損壊
ビル解体作業中に、誤って隣家や公共物を損壊してしまうケースもあります。
そういうトラブルに備えてしかるべき保険に加入するのはマストと言えますが、中には「事故を起こさなければいいんだ。保険料がもったいない」などと満足な保険に加入していない解体業者も残念ながら皆無ではありません。
慎重に解体作業を行うのはもちろんのこと、万が一に備えてきちんと保険に加入している業者を選びましょう。
5-6.隣家へネズミやゴキブリが侵入
ビルを解体すると、ビルに棲みついていたネズミやゴキブリが一斉避難を開始します。
ビルから逃げ出したネズミやゴキブリが隣家や周辺に大量避難した結果、大きな被害をもたらしてしまうケースもありました。
これを予防するには、ビル棲みついている生き物たちを事前に駆除しておく必要があるでしょう。
5-7.ビル解体のトラブル予防は業者選びが大事
ここまで解説してきた通り、ビル解体にともなうトラブルは、その多くがヒューマンエラーによるものです。
ビルの解体工事は人間が行うものですから、きちんとした解体作業員を雇っており、誠実な担当者が監督しているビル解体業者を選ぶのが最大のトラブル予防と言えるでしょう。
ビルの解体費用にはトラブル対策費用も織り込み、トラブルなくビル解体を進めたいものです。
6.ビル解体費用について相談できる専門業者
ビルの解体費用についてお悩みの時は、ビル解体のプロに相談するのが最適解と言えるでしょう。
ここではビル解体の費用などについて相談できる専門業者をピックアップしました。
6-1.ドリームプランニング
「不動産のあらゆる問題を解決し、人々の幸せと喜びを追求する」
横浜から世界一をめざす不動産ベンチャーのパイオニアであるドリームプランニングは、不動産会社のため、売却を前提とした解体の見積り相談は可能です。
なぜなら当社は日本全国のビル解体業者と強力なネットワークを構築しているため、ビル解体費用についてもオーナー様の最適解を導き出せるからです。
ビル解体費用の相談だけでなく、ビルを解体せず一棟そのまま買取させて頂くことも可能です。
一棟の売却をお考えでしたら、まずは解体する前にドリームプランニングへご相談くださいませ。
買取業者名 | 株式会社ドリームプランニング |
免許 | 神奈川県知事(4)第25679号 |
設立 | 2005年7月 |
代表者 | 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと) |
資本金 | 1,000万円 |
本社 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜10F |
電話 | 045-641-5480 |
FAX | 045-641-5490 |
営業時間 | 9:30~18:30 |
定休日 | 日曜日・水曜日・年末年始・夏季休暇など(土曜・祝日は営業) |
HP | https://dream-plan.com/ |
運営SNS | https://ucikatu.com/ 業界初の不動産SNS・ウチカツ(UCIKATU) |
運営メディア | https://ucikatu.com/times/ 不動産情報を発信するウチカツタイムズ |
運営サイト | 不動産のお悩み解決サイト URUHOME(ウルホーム・当サイト) |
公式SNS(1) | https://x.com/dreamplanning11 (X) |
公式SNS(2) | https://www.instagram.com/dreamplanning5480/ (Instagram) |
公式SNS(3) | https://www.facebook.com/dreamplanning.japan/ (Facebook) |
事業内容 | 低流動性不動産の買取り・再生・販売、不動産仲介業、不動産テック事業 |
得意ジャンル | すべてのニッチな不動産(底地・借地・再建築不可・調整区域・一棟ビル・一棟マンション・事故物件・心理的瑕疵物件・共有持分・山林・傾斜地・崖地・ゴミ屋敷・連棟式建物・任意売却・競売物件・旧耐震など) |
6-2.片付け堂
東京都中央区に本社を構えるビル解体業者です。
お客様の一人ひとりと真摯に向き合う姿勢と、常に新たなチャレンジを続けることでブランド価値を高めています。
ビルの解体費用についても、誠実な態度で相談に応じてくれるでしょう。
解体業者名 | 株式会社片付け堂 |
設立 | 2017年12月 |
住所 | 東京都中央区銀座1-24-1銀一パークビル4F |
電話 | 03-3528-6977 |
FAX | 03-3528-6978 |
HP | https://kaitaidou.com/ |
6-3.石橋高組
福岡県福岡市に本社を構えるビル解体業者です。
単にビル解体だけでなく、ビル解体後の土地活用についても相談に応じてくれます。
またビル解体にともなって排出される産業廃棄物の不法投棄問題にも強い憤りを感じており、責任感をもったビル解体を期待できるでしょう。
解体業者名 | 株式会社石橋高組(いしばしたかぐみ) |
設立 | 1984年6月 |
住所 | 福岡市西区拾六町5丁目11-42 |
電話 | 092-881-0283 |
FAX | 092-881-0051 |
HP | https://ishibashitakagumi.com/ |
6-4.松元興産
「適正価格、高品質、環境配慮、安全安心」を当たり前に、様々なご要望にワンストップでお応えいたします。(HPより)
大阪府大阪市を拠点に活動しているビル解体業者です。アスベスト対応をはじめ様々なニーズにワンストップ&低コストで応えられる体制を整え、よりよいサービスを提案しています。
解体業者名 | 株式会社松元興産 |
設立 | 2021年4月 |
住所 | 大阪府大阪市住之江区浜口東3丁目5-20日経住之江ビル3F |
電話 | 06-6115-8833 |
FAX | 06-6115-8869 |
HP | https://matumotokosan.com/ |
6-5.岡本産業
ビルの解体費用でお悩みでしたら、愛知県名古屋市に本社を構える岡本産業へご相談ください。
解体施工を自社完結できるため、費用を大きく抑えることが可能です。多数の解体実績をあるため、解体費用予算内のビル解体を実現してくれるでしょう。
解体業者名 | 岡本産業株式会社 |
設立 | 2010年3月 |
住所 | 愛知県名古屋市中川区服部2丁目1002番地 |
電話 | 052-414-7771 |
FAX | 052-414-7772 |
HP | https://www.okamotosangyo.com/ |
7.ビルの解体費用でお悩みならURUHOMEへご相談を
今回はビルの解体費用について、ドリームプランニング社長が徹底解説してまいりました。
もしビルオーナーの皆様が、ビルを売却するための解体をお考えでしたら、当サイトURUHOMEを運営しているドリームプランニングにご相談くださいませ。
巨額を投じてビルを解体せずとも、一棟丸ごとドリームプランニングへ売却されてはいかがでしょうか。
当社は2005年の創業以来、日本全国の一棟ビルを積極買取してまいりました。長年培ったノウハウやネットワークを駆使して、皆様の一棟ビルを高額買取いたします。
一棟ビルの売却査定は完全無料、資料完備など条件を満たせば2時間で査定完了&2日で売却完了・現金化できました。
皆様がビルの解体処分をお考えでしたら、解体する前にドリームプランニングへの一棟売却&現金化もご検討くださいませ。