「共有持分の買取業者とトラブルになってしまった。どうすればいい?」
共有持分の買取業者として世界一を目指すドリームプランニングには、日々トラブル相談が寄せられています。
今回は共有持分の買取業者トラブル事例や対処法などを徹底解説!皆さんが共有持分を買取業者へ出す際のトラブル予防にどうぞ。
著者情報

株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋 樹人
著者が経営する「株式会社ドリームプランニング」は、日本全国の共有持分や底地・借地などの特殊な不動産を専門的に取り扱うため、多数の不動産トラブルの相談を受けておりました。
当サイトURUHOMEは、私達が蓄えた取引ノウハウを不動産のお悩みを抱えていらっしゃる皆様に役立てたいと思い、「ニッチな不動産のお悩み解決サイト」として立ち上げたものです。
ご売却にお困りの不動産がございましたら、こちらからお気軽にご相談くださいませ。
- 共有持分の買取業者トラブル事例
- 共有持分の買取業者トラブルをどう予防する?
- 共有持分の買取業者トラブルにどう対処する?
- 共有持分の買取業者トラブルに対する手続き例
- トラブルを防ぐ共有持分の買取業者選び
- トラブル無用!共有持分の買取業者
- 共有持分の買取業者トラブルでお悩みならURUHOMEへ
1.共有持分の買取業者トラブル事例
それではさっそく始めましょう。共有持分の買取業者トラブル事例で、多いものをまとめました。
- 1-1.共有持分の買取トラブル事例①相場より不当に安い買取金額
- 1-2.共有持分の買取トラブル事例②過剰な減額交渉
- 1-3.共有持分の買取トラブル事例③不透明な契約内容
- 1-4.共有持分の買取トラブル事例④買取後の不当なクレーム
- 1-5.共有持分の買取トラブル事例⑤買取金の支払いトラブル
- 1-6.共有持分の買取トラブル事例⑥不安を煽り立てる
- 1-7.共有持分の買取トラブル事例⑦対人トラブル
1-1.共有持分の買取トラブル事例①相場より不当に安い買取金額
共有持分の査定を買取業者に依頼した結果、相場よりも不当に安い金額を提示してくるところもあります。
相見積もりをとれば共有持分の買取相場は分かるので売らなければいいのですが、中にはゴネ得を狙って要求をゴリ押しする悪質な買取業者も後を絶ちません。
逆に共有持分を相場より異常に高く査定する買取業者も曲者です。「実は買取では無くて、売出価格だった」「残置物処分費用などを高く請求される」等など、目先の金額につられて契約してしまうと、後からトラブルになるでしょう。
1-2.共有持分の買取トラブル事例②過剰な減額交渉
買取業者も商売ですから、共有持分をなるべく安く仕入れたいのが本音でしょう。しかし「弁護士費用がかかる」「分割請求に時間がかかる」など、様々な理由をつけて著しく安く買い叩く会社があるのも事実です。
「越境が見つかった」「残置物が多い」「地中埋設物があった」「分割請求で共有者に多額の費用を払った」等など、色々な理由をつけて共有持分を安く買い叩こうとする悪質な買取業者も、残念ながら存在します。
1-3.共有持分の買取トラブル事例③不透明な契約内容
共有持分の売買契約を締結する際、契約内容を不透明にしておく買取業者はトラブルの温床です。
「この契約不適合責任3カ月ってどういう意味ですか?」「そこは気にしなくて大丈夫です」
そこで丸め込まれずに、何が大丈夫なのかちゃんと説明してもらいましょう!説明しないorできないのであれば、そこには売主様が不利になる何かを隠しているのか、あるいは単に知識不足の可能性が高いです。
悪意があろうとなかろうとトラブルに巻き込まれるのは嫌ですから、契約内容をしっかり把握し、説明できる買取業者とのおつき合いをおすすめします。
1-4.共有持分の買取トラブル事例④買取後の不当なクレーム
共有持分を買取るまではえびす顔で、後からあれこれ文句(例えばシロアリがいたから駆除費用を請求する等)をつけて金銭を請求する買取業者も、まったくゼロではありません。
先ほど解説した相場より不当に高く共有持分を査定する買取業者にありがちなトラブルです。
「共有持分を高額買取!」という謳い文句は確かに間違っていませんが、そういう買取業者は「後から色々追加費用を請求します」という文言が隠れている可能性が高い事にも注意すべきでしょう。
1-5.共有持分の買取トラブル事例⑤買取金の支払いトラブル
買取業者の中には、共有持分の買取代金をちゃんと支払ってくれないトラブルも少なくありません。
例えば入金が遅れたり、契約時に説明がなかった意味不明な理由(例えば雨漏りがあったから修繕費用を払え等)をつけて一方的に差し引いたり、相当ひどい場合は差引ゼロだからと払わなかったり……。
中には差引マイナスだから、逆に金銭を支払えと言ってくるトラブル事例の報告もあります。
後から言いがかりをつけられないよう、契約内容を明確にすると共に、契約不適合責任を免責できる買取業者を選ぶのがおすすめです。
1-6.共有持分の買取トラブル事例⑥不安を煽り立てる
共有持分の買取業者に限らず、不安を煽り立てて平常心を失わせ、不利な条件の契約を結ばせるトラブルは多く発生しています。
「この共有持分は他社では買取できません」「今手放さないと、大変な負債を抱え込むことになりますよ」……等々。
買取業者に煽られて、焦って共有持分を売却する契約をしてしまうと、相手方の事務所で契約するとクーリング・オフができません。
特に高齢者や病気で精神的に弱っている方などがトラブル被害に遭うケースが多いため、十二分に注意してください。
1-7.共有持分の買取トラブル事例⑦対人トラブル
買取業者の中には、共有持分の売主様だけでなく他の共有者とトラブルを起こす者もいます。
態度が無礼だったり、その場しのぎで適当な事を言ったり、そもそも共有持分に関する知識が不足していたり……等のトラブルで信頼を損ねた結果、共有者が共有持分の売却合意を白紙に戻すよう要求してこないとも言い切れません。
合意書をタテに共有持分の売却を推し進めたくても、トラブルのせいで感情的にこじれてしまうと素直には従ってくれないでしょう。
こうしたトラブルを防ぐためにも、共有持分の買取業者は信頼できるところを吟味したいものです。

2.共有持分の買取業者トラブルをどう予防する?
共有持分の買取業者トラブルは、少しでも防ぎたいですよね。
ここでは共有持分の買取業者トラブルを予防するために、できることを解説してまいりましょう。
- 2-1.共有持分の買取トラブル予防①信頼できる買取業者を選ぶ
- 2-2.共有持分の買取トラブル予防②契約内容を十分に確認する
- 2-3.共有持分の買取トラブル予防③分からない点はしつこいくらいに質問
- 2-4.共有持分の買取トラブル予防④共有者間の認識統一を徹底する
- 2-5.共有持分の買取トラブル予防⑤徹底的に記録を残し、共有する
2-1.共有持分の買取トラブル予防①信頼できる買取業者を選ぶ
共有持分の買取業者トラブルを防ぐ上で最も大切なのは、信頼できる買取業者を選ぶことです。
と言うと「それが分かれば苦労しないよ」と言われてしまいそうですが、信頼できる共有持分の買取業者を選ぶ方法については、後ほど詳しく解説いたします。
買取業者選びこそが、共有持分の売却を制するカギであることだけ、まずはご認識ください。
2-2.共有持分の買取トラブル予防②契約内容を十分に確認する
共有持分の買取業者に限らず、交わした契約にはある程度の拘束力があります。
だから本当に自分が納得できる内容なのか、十分に確認しなくてはなりません。
「よく分からないけど、面倒だから別にいいや」「今は忙しいから、後で聞けばいいや」と思って確認しないまま共有持分の売却を契約している方も少なくないでしょう。
しかし契約を交わした後で不利な条件だったとしても、気に入らないから後で変えろというのは非常に困難です。
こうしたトラブルを避けるために、共有持分の契約内容を自分が理解できるまで確認してください。
2-3.共有持分の買取トラブル予防③分からない点はしつこいくらいに質問
共有持分の買取業者と契約を結ぶ前に、疑問点があったらちょっとしつこいくらいに質問するのがおすすめです。
売主様の中には「買取業者さんも忙しいし、お手をわずらわせたら悪いし」と遠慮した結果、不利な契約を結ばされてしまったケースも間々あります。
買取業者としてみれば、共有持分の質問に答えるのは業務の一環ですし、気にすることはありません。
また買取業者の中には、質問すると露骨に億劫そうな顔や態度をする担当者もいますが、そういう不誠実or知識不足な買取業者はなるべく避けた方が無難でしょう。
2-4.共有持分の買取トラブル予防④共有者間の認識統一を徹底する
通常の不動産売却と異なり、共有持分の買取業者とやりとりする時は、共有者間の認識を統一しておくのがトラブル予防に効果的です。
いい加減な買取業者だと共有者によって言うことが違ったり、いい加減でなくても刻一刻と状況が変化している場合だと、共有者間で認識のズレが生じてトラブルの原因となりかねません。
特に、共有者全員で不動産売却に合意しており、共有者の中で売却担当者を決めている場合は、共有持分の買取業者と接触する都度「何を話したか、どういう方向で話が進んでいるか」を概略でも共有しておくと、トラブルのリスクを大きく下げられるでしょう。
2-5.共有持分の買取トラブル予防⑤徹底的に記録を残し、共有する
共有持分の買取業者と交渉するときだけでなく、物事を取り決める時、トラブル予防に最も大切なのは記録です。
「あの時、私はあぁ言った」「いやいや、私はこう言った」「私はこう聞いた」「私は何も聞かされていない」……等々、特に複数名で共同していると、こうした水掛け論トラブルが後を絶ちません。
言った言わないのトラブルを防ぐためには、記憶よりも記録が有効です。買取業者とのやりとりを、なるべく詳しく記録し、共有者間で共有します。
メモでも録画でも録音でも構いませんが、相手の許可はとって行いましょう(メモくらいなら、いちいち文句言われないと思いますが)。
「こっちは記録=証拠をとっているぞ」という姿勢が分かれば、買取業者も滅多なことはできなくなるはずです。
メモをとるくらいで「当社のトラブルを疑っているのか」と怒り出すような買取業者であれば、ちょっとおつき合いを考えた方がいいかもしれません。
3.共有持分の買取業者トラブルにどう対処する?
共有持分の買取業者トラブルは最大限に予防しても、トラブルが起きる時は起きるものです。
ここでは共有持分の買取業者とトラブルになった時はどのように対処すべきか、詳しく解説してまいりましょう。
- 3-1.共有持分の買取トラブル対処①毅然かつ冷静な態度で臨む
- 3-2.共有持分の買取トラブル対処②エビデンス(買取業者を指摘する根拠)を提示
- 3-3.共有持分の買取トラブル対処③別の買取業者に依頼する
- 3-4.共有持分の買取トラブル対処④必要に応じて専門家に助けを借りる
- 3-5.共有持分の買取トラブル対処⑤悪質な場合は法的措置も視野に
3-1.共有持分の買取トラブル対処①毅然かつ冷静な態度で臨む
共有持分の買取業者とトラブルになった際、頭に血が上ってしまうのも分かります。
ただし相手の非を指摘し、こちらの要求を伝えるのはあくまでも冷静であるべきです。
頭に血が上っていると自分で何を言っているか分からなくなりますし、罵声や暴言を浴びせれば、かえってこちらが不利になってしまいます。
大きな声や大げさな態度で威嚇するのは、それだけ余裕のない証拠。足元をすくわれないよう、毅然かつ冷静にトラブル対処していきましょう。
また買取業者から説明を受ければ、トラブルと思っていたのが単なる誤解だったということも結構多いものです。
3-2.共有持分の買取トラブル対処②エビデンス(買取業者を指摘する根拠)を提示
共有持分の買取業者とトラブルになったと言っても、買取業者の非を指摘するには根拠がなくてはなりません。
トラブルが起きて困ったからと言って、その責任を何でも買取業者に押しつけるのは理不尽です。
買取業者としてみれば、ちゃんと仕事しているのに責められてはたまったものではないでしょう。
何がトラブルで買取業者にどういう非があるのか、論点をきちんと整理してから根拠をもって指摘するようにしてください。
これは買取業者に対してのみでなく、第三者へ状況を説明する時にも有効です。
3-3.共有持分の買取トラブル対処③別の買取業者に依頼する
共有持分の買取業者とトラブルになって、どこからどう見ても買取業者が悪いという場合、早めに別の買取業者に切り替えるのもいいでしょう。
トラブルを通じて、よほど深刻な被害を受けたというならともかく、被害が軽度であれば悪質な買取業者とはさっさと手を切った方が得策です。
共有持分の買取業者はあらかじめ2~3社に連絡しておけば、悪質な買取業者をさっさと切って、信頼できる買取業者との話を進めていけます。
3-4.共有持分の買取トラブル対処④必要に応じて専門家に助けを借りる
共有持分の買取業者とトラブルになった場合、自分や共有者だけで解決できないことも少なくありません。そういう時は専門家の助けやアドバイスを受けるのも一策です。
トラブル内容によって、弁護士や不動産会社、消費者生活センターや警察などに相談してみましょう。
直接的なアドバイスをもらうだけでなく、話を聞いてもらうことで自分の考えを理解・整理できる効果もあります。
3-5.共有持分の買取トラブル対処⑤悪質な場合は法的措置も視野に
共有持分のトラブルをめぐって、あまりにも買取業者が悪質であった場合は法的措置も辞さない覚悟が必要です。
しかし法的措置には相応の手間やリスクもあり、必ずしも期待していた通りの結果が出るとは限りません。
また言うまでもなく相応の出費を強いられるため、あらかじめ予算や期間などを想定した上で踏み切りましょう。
カッとなって「訴えてやる!」といきり立つのは逆効果。法的措置を恐れて態度を改めるどころか、単なるこけ脅しと見くびられるのが関の山です。
法的措置を通達する時は、本気で行う時に限って淡々と伝えるようにします。



4.共有持分の買取業者トラブルに対する手続き例
共有持分の買取業者とトラブルが起こり、悪質な買取業者に対して法的な手続きをとりたい時は、いくつかの選択肢があります。
ここでは共有持分の買取業者とトラブルになった時にとりうる法的手続き例を解説してまいりましょう。
- 4-1.トラブル対応①まずは買取業者との対話が前提
- 4-2.トラブル対応②消費生活センターへの苦情
- 4-3.トラブル対応③国民生活センターへの苦情
- 4-4.トラブル対応④宅建協会への苦情
- 4-5.トラブル対応⑤裁判所による調停の申立て
- 4-6.トラブル対応⑥都道府県知事か国交大臣への苦情
- 4-7.トラブル対応⑦民事訴訟(損害賠償など)
- 4-8.トラブル対応⑧刑事告訴(詐欺罪など)
4-1.トラブル対応①まずは買取業者との対話が前提
法的手続きに踏み切るには、まず買取業者と充分な対話が前提です。
法的措置はどうしても話し合いでトラブルを解決できなかった場合の最終手段。いきなり「訴えてやる!」と脅したところで、各当局にとり合ってはもらえないでしょう。
もちろん買取業者の方が対話に応じず、とりつくしまもない場合は、そうした事情を加味してくれるのでご安心ください。
4-2.トラブル対応②消費生活センターへの苦情
消費生活センターでは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問い合わせについて、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公平な立場で対応しています。
消費生活センターは都道府県や市区町村単位で設置されているので、共有持分の買取業者とトラブルになった時には相談するといいでしょう。
お住まいの地域を管轄している消費生活センターが分からない場合は、188(嫌や)と電話すれば教えてくれます。
お住まいの地域に消費生活センターが設置されていない場合は、都道府県の消費生活センターに相談しましょう。
4-3.トラブル対応③国民生活センターへの苦情
国民生活センターは、国民の生活の安定と向上に貢献するため、総合的な視点から生活に関する情報提供や調査研究を行っています。
また重要な消費者紛争については、法的な解決を目指した手続きを実施している独立行政法人です。
共有持分の買取業者とトラブルになった時は、国民生活センターへ苦情を入れるのもいいでしょう。
4-4.トラブル対応④宅建協会への苦情
共有持分の買取業者(宅地建物取引業者)が所属している宅建協会へ苦情を申し入れることで、改善指導や勧告が行われる可能性があります。
また和解や仲裁に入ってくれたり、悪質なケースについては免許権者へ通報したりなどの対応も期待できます。
共有持分の買取業者とトラブルになった際は、宅建協会の存在も思い出してください。
4-5.トラブル対応⑤裁判所による調停の申立て
調停は通常の訴訟と異なり、勝敗を争うのではなく話し合いによるトラブル解決を図る手段です。
通常の訴訟に比べて期間は短くコストも安く、手続きも簡単なので弁護士に依頼する必要もないでしょう。
調停が成立すれば確定判決(通常の訴訟による判決)の債務名義と同じ法的拘束力を持ちますが、買取業者との折り合いがつかなければ成立しません。
そもそも話し合って解決するレベルのトラブルなら、ここまでしなくても誠実に対応してくれそうなものです。
4-6.トラブル対応⑥都道府県知事か国交大臣への苦情
共有持分の買取業者は宅建業免許をとっているはずです。
その免許権者である都道府県知事(単一の都道府県に事務所等を置いている買取業者)か国土交通大臣(複数の都道府県に事務所等を置いている買取業者)に対して苦情を入れることで、処分を下してくれる可能性があります。
・指示処分(是正の指導。公告なし)
・業務停止処分(一定期間の業務停止。公告あり)
・免許取消処分(宅建業免許の取消。公告あり)
業務停止処分や免許取消処分は買取業者名が公告されるので、悪質な買取業者にとっては大きな抑止力となるでしょう。
4-7.トラブル対応⑦民事訴訟(損害賠償など)
共有持分の買取業者とトラブルになって、大きな損害をこうむった場合は賠償を求めて訴訟を提起(提訴)することがあります。いわゆる「訴えてやる!」ですね。
民事訴訟には以下の種類があります(共有持分の買取業者トラブルに関係が深いものをピックアップ)。
・通常訴訟(訴額が140万円以下なら簡易裁判所、140万円超なら地方裁判所)
・少額訴訟(訴額が60万円以下の場合。手続きも簡易)
確定判決によって債務名義を得ると、原告(訴えた売主様)は被告(訴えられた買取業者)に対して判決命令の実行を求められます。
買取業者が実行しない場合は、強制執行による債権回収が可能です。
4-8.トラブル対応⑧刑事告訴(詐欺罪など)
共有持分の買取業者が法に抵触する場合、検察官や司法警察員(警察など)に対して刑事告訴を行うこともできます。
刑事告訴は自身(告訴人)が何かを得るのではなく、買取業者(被告訴人)に対して刑事罰を求めるものです。
告訴を受理した司法警察員等は犯罪捜査を行い、起訴か不起訴(起訴猶予、嫌疑不十分、嫌疑なし)の判断を下します。
・起訴:嫌疑も証拠も十分であり、検察当局に有罪の確信がある
・起訴猶予:犯罪性は認められるが、あえて起訴はしない
・嫌疑不十分:犯罪性が疑われるものの、疑惑の域を出ない。疑わしきは罰せず
・嫌疑なし:明らかに潔白
※過去の事例から割り出した大まかな傾向であり、当局の公式見解ではありません。
また警察に対して「悪徳な買取業者からお金を取り戻してください」と要求される方がいますが、損害賠償はあくまで民事事件として取扱われます。
共有持分の買取業者トラブルに際しては、自分の損害賠償は民事訴訟、相手への刑罰は刑事告訴と使い分けましょう。
5.トラブルを防ぐ共有持分の買取業者選び
先ほど共有持分の買取業者トラブルを予防する最善策は信頼できる買取業者を探すことと解説しました。
ここでは共有持分の買取業者トラブルを防ぐために必要な、信頼できる買取業者選びのポイントを解説しましょう。
- 5-1.最も信頼できるのは対人紹介
- 5-2.ネットで口コミや企業情報を調べる
- 5-3.ファーストコンタクトの直感も重要
- 5-4.担当者の対応や態度(根拠や理由を示してくれる)
- 5-5.違和感があったら白紙に戻す勇気も必要
5-1.最も信頼できるのは対人紹介
共有持分の買取業者を探す上で、最も信頼できるのは対人紹介。紹介された買取業者は信頼に応えようと、トラブルなく対応してくれるはずです。
なので共有持分の買取業者を探す時は、身近に共有持分の売却経験を持つ方がいないかチェックするといいでしょう。
5-2.ネットで口コミや企業情報を調べる
しかし共有持分は不動産取引の中でもニッチなため、なかなか買取業者を紹介してくれる方が見つからないかもしれません。
そういう時はまずネットで買取業者の口コミや企業情報を調べましょう。またトラブル事例についてブログ等で発信している方もいるので、参考情報として仕込んでおきましょう。
買取業者の企業情報を見る時は、設立年月日や宅建免許番号も参考になります。長く続けている買取業者はそれだけ信頼と実績を積み重ねてきたと判断できます。
宅建免許番号のカッコで囲まれた数字は免許の更新回数。宅建業免許は5年で更新するため、例えば(4)とあれば買取業者として15年以上20年未満のキャリアがあるのです。
(※例えば神奈川の会社が全国展開する場合など、営業エリアが変わった場合、国土交通省の免許となり(1)からになるため、()の数字と設立年数が必ずしも一致するわけではありません)
5-3.ファーストコンタクトの直感も重要
共有持分の買取業者に電話したり訪問したり、初めて接触した時の直感も、意外とバカになりません。
「何か愛想はよさそうだけど、目が笑ってないな」「この買取業者は何だか怖いな」
もちろん例外もありますが、大抵売主様が違和感を覚えた買取業者はトラブルが発生する傾向が見られます。
共有持分のトラブルは買取業者との人間関係が主要因となっているため、直感で気持ちよくつき合える方を選ぶのがトラブル予防に有効です。
5-4.担当者の対応や態度(根拠や理由を示してくれる)
共有持分の買取業者と接している中で、何でも言うことを聞いてくれるだけが、よい買取業者ではありません。
無理なものは無理とハッキリ言える買取業者の方が、何でも安請け合いして最後はトラブルになってしまう業者より、よほど信頼できます。
また無理と言う時はきちんと根拠や理由を示し、売主様の疑問をはぐらかさない誠実さは非常に大切です。
共有持分の買取業者には大切な資産を託すのですから、信頼できる人柄の担当者を選ぶことでトラブルを最小限に抑えられるでしょう。
万が一トラブルになってしまっても、力を合わせて乗り越えていけるはずです。
5-5.違和感があったら白紙に戻す勇気も必要
共有持分の買取業者と接触を重ねるうちに、何か不穏な違和感を覚えた経験がないでしょうか。
トラブルというのはいきなり出現するよりも、事前から何となく違和感を覚えているケースが少なくありません。
違和感があっても「今さら引き返すのはめんどくさいから」など惰性で共有持分の買取業者と話を進めてしまい、最後の最後で決定的なトラブルになってしまうのです。
共有持分の買取業者に違和感を覚えたら、何はなくともストップしましょう。
「何か怖い、納得できない」「強引に進められている気がする」そう感じたら、無理に買取業者との話を進めてはいけません。
買取業者によっては「何が不満なんスか?」と言わんばかりの方もいるでしょう。しかしその方に遠慮したところで、トラブルが起きても責任はとってくれません。
怖いと思ったら、安心できるまで説明してくれる買取業者を選びましょう。どうしても納得できなければ、共有持分の売却を白紙に戻す勇気も必要です。
それでもし買取業者が快く応じず「契約違反だから損害賠償の訴訟を起こす」などと脅して来たら、とにかく公的機関に相談しましょう。
繰り返しますが、共有持分の買取業者は売主様のトラブルや損害に責任をとってはくれません。落ち着きを取り戻したところで、再び共有持分の買取業者を探し直してください。



6.トラブル無用!共有持分の買取業者
共有持分の買取業者トラブルを防ぐためには、買取業者選びが重要と解説しました。
ここでは共有持分の買取業者トラブル予防に努めている買取業者をまとめています。
トラブルなく共有持分の買取業者を探したい方は、ここから2~3社に声をかけてみてください。
6-1.(株)ドリームプランニング


「不動産のあらゆる問題を解決し、人々の幸せと喜びを追求する」
横浜から世界一を目指し、共有持分の買取業者として業界の最先端を走る不動産ベンチャー。共有持分の買取業者をお探しなら、トラブル無用のドリームプランニングへご相談くださいませ。
2005年の創業以来、共有持分の買取業者としてトラブルなく信頼を培ってまいりました。
もちろん共有持分のほか、訳ありトラブル不動産を日本全国どこでも何でも引き受ける買取業者としても実績がございます。
共有持分をトラブルなしで売却するなら、老舗買取業者のドリームプランニングをご用命くださいませ。
業者名 | 株式会社ドリームプランニング |
免許 | 国土交通大臣(1)第10812号 |
設立 | 2005年7月 |
代表者 | 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと) |
資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜10F(横浜本社) 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-4-5 浅草橋ハシモトビル3F(東京店) |
電話 | 045-641-5480(横浜本社) 03-5823-4870(東京店) |
FAX | 045-641-5490(横浜本社) 03-5823-4880(東京店) |
営業時間 | 9:30~18:30 |
定休日 | 日曜日・水曜日・年末年始・夏季休暇など(土曜・祝日は営業) |
HP | https://dream-plan.com/ |
運営SNS | https://ucikatu.com/ 業界初の不動産SNS・ウチカツ(UCIKATU) |
運営メディア | https://ucikatu.com/times/ 不動産情報を発信するウチカツタイムズ |
運営サイト | 不動産のお悩み解決サイト URUHOME(ウルホーム・当サイト) |
公式SNS(1) | https://x.com/dreamplanning11 (X) |
公式SNS(2) | https://www.instagram.com/dreamplanning5480/ (Instagram) |
公式SNS(3) | https://www.facebook.com/dreamplanning.japan/ (Facebook) |
事業内容 | 低流動性不動産の買取り・再生・販売、不動産仲介業、不動産テック事業 |
得意ジャンル | 一棟ビル・一棟マンション・事故物件・心理的瑕疵物件・共有持分・ゴミ屋敷・連棟式建物・任意売却・競売物件・旧耐震 |
6-2.蒼悠


相続や離婚に伴う「共有持分」不動産の売却相談を多く受ける買取業者として実績があります。持分の大小や共有者の承諾に関わらず、共有持分のみの売却が可能です。
他の共有者に知られることなく、スケジュールに合わせて進められるため、共有持分のトラブル回避にも対応しています。
買取業者名 | 株式会社蒼悠 |
設立 | 2014年6月 |
本社 | 大阪市港区磯路2丁目3-15磯路ビル2F |
電話 | 06-6577-3000 |
FAX | 06-6577-3001 |
HP | https://www.souyou.jp/ |
6-3.東京都市開発


底地・借地権や共有持分、老朽アパートなど複雑な権利関係の不動産を専門に扱い、多くの案件に対応する買取業者です。
専門知識と業界での与信力を活かし、権利者全員が満足できるような交渉を行い、トラブルなく土地の本来の価値を引き出します。
買取業者名 | 東京都市開発株式会社 |
設立 | 2000年7月 |
本社 | 東京都千代田区永田町2丁目17番13号 東京都市開発ビル |
電話 | 03-3500-3700 |
FAX | 03-3500-3737 |
HP | https://www.tokyo-tk.jp/ |
6-4.フレキシブル


フレキシブルは、盤石な経営基盤と豊富な不動産買取の経験により、トラブルなく適正価格での共有持分買取が可能な買取業者です。
即日決済や机上審査での即日回答も対応し、500万〜10億円まで翌日決済が可能。共有持分の売却トラブルを早急に解決できるでしょう。
買取業者名 | 株式会社フレキシブル |
設立 | 1992年8月 |
本社 | 東京都台東区東上野1-15-2エムビルⅡ3階 |
電話 | 03-3832-7077 |
FAX | 03-3832-7076 |
HP | https://www.flexible-fudousan.com/ |
6-5.ジャパンケルモ


共有持分のみの買取や、調整が進まない権利の交渉やトラブル解決も対応可能な買取業者です。
秘密厳守で最大10億円まで自己資産での一括買取が可能。銀行や他社に知られずトラブルなしに処理したい共有持分も安心してご相談ください。
買取業者名 | 株式会社ジャパンケルモ |
設立 | 1999年8月 |
本社 | 大阪市東淀川区東淡路2丁目17番4号 |
電話 | 06-6326-4600 |
FAX | 06-6326-4450 |
HP | https://kelmo.co.jp/ |
7.共有持分の買取業者トラブルでお悩みならURUHOMEへ
今回は共有持分の買取業者トラブルについて徹底解説してまいりました。
共有持分の買取業者とトラブルになってしまった方はもちろん、共有持分のことで買取業者とトラブルを起こしたくない方は、共有持分のエキスパート・ドリームプランニングへご相談くださいませ。
当社は2005年7月の創業以来、日本全国の共有持分を取扱う老舗の買取業者としてトラブル解決に尽力してまいりました。今回も、皆様が抱えている共有持分の買取業者トラブルを解決できると思います。
共有持分だけでなく、一棟ビル・一棟マンション・一棟アパート・収益物件・不動産投資物件・底地・借地・市街化調整区域などなど、トラブル不動産なら何でも受け入れできる買取業者です。
共有持分の買取査定は最短2時間で完了、最速2日で現金化できたケースもございました。
トラブルのない共有持分買取業者をお探しなら、ぜひドリームプランニングへご相談くださいませ。
業者名 | 株式会社ドリームプランニング |
免許 | 国土交通大臣(1)第10812号 |
設立 | 2005年7月 |
代表者 | 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと) |
資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜10F(横浜本社) 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-4-5 浅草橋ハシモトビル3F(東京店) |
電話 | 045-641-5480(横浜本社) 03-5823-4870(東京店) |
FAX | 045-641-5490(横浜本社) 03-5823-4880(東京店) |
営業時間 | 9:30~18:30 |
定休日 | 日曜日・水曜日・年末年始・夏季休暇など(土曜・祝日は営業) |
HP | https://dream-plan.com/ |
運営SNS | https://ucikatu.com/ 業界初の不動産SNS・ウチカツ(UCIKATU) |
運営メディア | https://ucikatu.com/times/ 不動産情報を発信するウチカツタイムズ |
運営サイト | 不動産のお悩み解決サイト URUHOME(ウルホーム・当サイト) |
公式SNS(1) | https://x.com/dreamplanning11 (X) |
公式SNS(2) | https://www.instagram.com/dreamplanning5480/ (Instagram) |
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事業内容 | 低流動性不動産の買取り・再生・販売、不動産仲介業、不動産テック事業 |
得意ジャンル | 一棟ビル・一棟マンション・事故物件・心理的瑕疵物件・共有持分・ゴミ屋敷・連棟式建物・任意売却・競売物件・旧耐震 |


