連棟式建物の売買を検討中で、連棟式建物の登記がどうなっているか知りたい方へ、建物の種別と登記について解説します。
連棟式建物を取得予定の方も、これから売却する予定の方も
登記がどうなっているのか知りたい方も必見!
連棟式建物は”テラスハウス式””タウンハウス式”で登記のされ方が変わります!
そこで今回、連棟式建物の種別ごとの登記について解説をいたします!
不動産業者様や投資家様も必見です!
著者情報

株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋 樹人
著者が経営する「株式会社ドリームプランニング」は、
日本全国の連棟式建物や底地・借地などの特殊な不動産を専門的に取り扱うため、
多数の不動産トラブルの相談を受けておりました。
当サイトURUHOMEは、私達の積み上げてきたノウハウを
不動産のお悩みを抱えていらっしゃる方々の問題解決に少しでもお役に立てればと思い、
「ニッチな不動産のお悩み解決サイト」として立ち上げたものです。
大変ありがたい事に日本全国から不動産のご相談を頂いており、
無料査定を行い、5000万円位までの物件であれば最短2日でお買取りさせていただくことも可能です。
ご売却にお困りの不動産がございましたら、こちらからお気軽にご相談くださいませ。
1.連棟式建物【テラスハウスの登記】
1-1.テラスハウスとは
テラスハウスとは各戸の敷地が明確に分かれており、敷地所有者と建物所有者が同一の長屋を言います。
自分の建物は自分の敷地の上に立っているため、共用部分は無く、敷地は基本的に単一所有者となっております。

1-2.テラスハウスの登記
テラスハウスの登記は明確に土地と建物が分離されているため、建物がつながっているだけで、一般の土地建物と同じで土地とその上に建っている建物所有者は同一になります。
2.連棟式建物【タウンハウスの登記】
2-1.タウンハウスとは
連棟式建物でタウンハウスと呼ばれるものは、敷地を建物所有者全員で共有としていることが一般的です。
マンションをイメージして頂くとわかり易いと思いますが、マンションのように敷地を共有としております。

マンションとタウンハウスで違うのは、基本的に2階建てで、1.2階の所有者が同一で一戸建てがつながっているような形態になっていることです。
2-2.タウンハウスの登記-土地共有タイプ
タウンハウスの登記でも2種類あり、最近多いのはこの土地共有タイプで、分譲マンションと権利形態が同じものです。
この場合は土地に敷地権設定がされており、建物は区分所有権の登記で、専有部分に所有者の登記がされております。
敷地権が無く、区分所有権と敷地利用権が別々になっているタイプも昭和58年以前の建物にはあり、
この場合は土地所有者が土地登記簿に全員記載されているような形になっております。
2-3.タウンハウスの登記―敷地分筆タイプ
タウンハウスの登記でもう一つは敷地が完全に分筆されていて、建物のみ区分所有となっているタイプです。
区分所有登記となっているので、建物には共有部分が存在していることが多いです。
ここで言う共用部分とは、
廊下や駐輪場など実際に共用しているものだけでなく、屋根や壁、ベランダ、バルコニーといった各区分所有者が専用使用権(区分所有者が共用部のうち独占的に利用している部分)の及ぶ部分も含まれます。
タウンハウスタイプの場合、区分所有法が適用されるため、簡単に建物の切り離しは出来ず、所有者のうち4/5以上の賛成が必要と解されております。
タウンハウスタイプにも、敷地は明確に分かれていても、建物が区分所有登記となっているタイプもあるので注意が必要です。
連棟式建物の登記はテラスハウスとタウンハウスで異なり、タウンハウスの場合は区分所有法が適用されるため、建て替えは非常に困難になっております。
売却や処分にお困りでしたら、ニッチな不動産を専門とするドリームプランニングまでお気軽にご相談くださいませ。