連棟式建物【住宅ローンを組む場合・投資用ローンを組む場合】の解説をします
「連棟式建物を購入したいけどローンが組めない!」
そんな方に住宅ローンと投資用ローンが組めるか、どのように組むかを解説致します。
現在、東京都内や大阪、名古屋などの3大都市圏やその他の地方都市で、
間口の狭い土地や建築制限のある低層住居専用地域の敷地有効利用の為に
連棟式低層住宅であるタウンハウスが流行っております。
また、投資用として「築年数の古いテラスハウスを購入したい」
という方も多くいらっしゃるかと思います。
そんな戸建て感覚が楽しめるタウンハウスやテラスハウスの難点は融資が受けづらい事です…
しかし、諦めてはいけません!! 連棟式建物でも融資を受けることは可能です。
そこで今回、ニッチな不動産専門のURUHOMEが連棟式建物の融資について、
住宅用、投資用別に解説致します。
著者情報

株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋 樹人
著者が経営する「株式会社ドリームプランニング」は、
日本全国の連棟式建物や底地・借地などの特殊な不動産を専門的に取り扱うため、
多数の不動産トラブルの相談を受けておりました。
当サイトURUHOMEは、私達の積み上げてきたノウハウを
不動産のお悩みを抱えていらっしゃる方々の問題解決に少しでもお役に立てればと思い、
「ニッチな不動産のお悩み解決サイト」として立ち上げたものです。
大変ありがたい事に日本全国から不動産のご相談を頂いており、
無料査定を行い、5000万円位までの物件であれば最短2日でお買取りさせていただくことも可能です。
ご売却にお困りの不動産がございましたら、こちらからお気軽にご相談くださいませ。
1.連棟式建物で住宅ローンを組む
1-1.連棟式建物でも新築タウンハウスはローンが組みやすい
一口に連棟式建物と言っても、
マンションのように一つの敷地を他の所有者と共有しているような『タウンハウス』と呼ばれるものと、
敷地が幾つかに分かれており、それぞれの所有者が明確な『テラスハウス』とタイプが分かれております。
タウンハウス
敷地は共有している

テラスハウス
敷地は分かれている

最近はマンションのような立地の良さと、戸建て感覚を楽しめるという事で、
大手ディベロッパーが手掛けたタウンハウスが流行っておりますが、
このような場合は住宅ローンを組む事は比較的容易です。
ディベロッパーと提携している金融機関やフラット35であればほぼ問題無く融資可能ですので、
心配はないかと思います。
1-2.築年数が古いテラスハウスやタウンハウスで融資を受ける
連棟式建物でも比較的融資を受けれる可能性が高めなのは「フラット35」です。
フラット35であれば、
- 建築基準法の道路に2m以上接道している
- 共用部分を除き70㎡以上ある
- フラット35の”耐久性基準”に適合する住宅である
などの一定の要件を満たせばフラット35の適用を受ける事が出来ます。
また、一部の企業の従業員の方々がご利用になれる「財形住宅融資」でもローンを組めることがありますが、
他の金融機関も含め、フラット35以外で住宅ローンを組もうとすると、属性とのバランスで融資が難しい事がほとんどです。
まずは「住宅ローンで融資が受けられるかとにかく知りたい」という方は約115銀行の提携銀行のうち最大6銀行に一括仮審査を申込できる「【住宅本舗】まずはシミュレーションから」がおススメです。
連棟式建物で住宅ローンを組むならフラット35がお勧め

まずはシミュレーションから

2.連棟式建物で投資用ローンを組む
2-1.連棟式建物で投資用ローンを組むには
連棟式建物でも他に担保物件があれば不動産担保ローンとして融資を受けることは可能です。
これは単純に担保に入れる他の物件が融資金額以上の担保評価が見込め、
地銀や信金、日本政策信用金庫であれば、融資を比較的受けやすいと言えます。
また、融資を受けられれば金利も1%程度になる事もあり、
担保物件を入れても良いという方にはお薦めです!
しかし、そんな場合でもレントロールを作成したり、
担保物件の調査を色々とされたりで融資まで時間がかかることが多いです…
2-2.担保物件が無い場合
不動産担保ローンで融資を受けられれば良いですが、そうでない場合は現金で購入する方が多いです。
現金購入が難しい場合、ノンバンクを利用される方が多く、金利は3%後半からになります。
最近は自己資金を2割以上入れないと融資を受けられない傾向にある為、
自己資金の少ない方には他の投資方法を選ばれることをお勧めいたします。
不動産担保ローンに関しては、[不動産担保融資のジェイ・エフ・シー ]が融資の確率が高くお勧めです。

連棟式建物でも住宅ローンや投資用ローンを組む事は可能です。
ただ、皆様の属性や自己資金によっても変わってきますので、
居住用としても投資用としても他の物件の方が融資条件とのバランスを考えた時に良い事もあります。
ですので、連棟式建物を購入される際は、
金利や自己資金など融資条件とのバランスを考えた上で物件を購入するか選ぶようにしましょう!