傾斜地、崖地を購入したり、所有していたりして、駐車場として利用や運用したいという方必見!傾斜地に駐車場を造る工法と費用を解説します!
「傾斜地や崖地で家を建てたいけど、駐車場ってどうやって作るの?」安い傾斜地の土地を購入して家を建てるときにふと思う疑問です。
特に傾斜地の多い地域で土地探しをするとこのような現場を見る事が少なくありません。素地の傾斜地でなくとも昔の玉石積み、間知ブロックなどで安全上の観点から取り壊しが必要になった時、駐車場を造るのにいったいどのようにすれば良いか、費用は幾らになるのか気になりませんか?
そんな疑問に、傾斜地、崖地、再建築不可といったニッチな不動産に詳しいURUHOMEが解説いたします。
1.傾斜地を駐車場にする【道路上に敷地がある場合の工法と費用】
1-1.切り車庫にする
道路の上に敷地がある場合の工法と費用ですが、この「切り車庫」と呼ばれる車庫が青空に露出しているタイプのものが一番安くなります。
1m位の工程差であれば200万円位で2台分位出来る事もありますが、傾斜によってかなり造成費も変わってきます。
1-2.地下車庫にする
「地下車庫タイプ」は「切り車庫」より金額が高くなります。道路より宅地が高い場所にある場合、この宅地の傾斜地部分にトンネルを掘るような形で車庫を造ります。ボックスガレージとも呼ばれており、メーカーで量産されているものと、既製品のものがあります。
この記事を書いている今(令和3年1月)は造成費が値上がりしているので1台分でも造成費込みで400万円~2台分ですと700万円以上する事もあります。
切車庫も地下車庫も傾斜具合によって費用が変わってくるので注意が必要です。また余談にはなりますが、地下車庫は建築確認の申請が必要になります。
2.傾斜地を駐車場にする【道路下に敷地がある場合の工法と費用】
2-1.架台車庫にする。
道路のより下がって敷地がある場合、一般的には鉄骨架台を造り車庫を築造します。この場合の費用は大体150万円位~になります。
鉄骨は経年劣化により錆が発生したりする為、定期的なメンテナンスが必要になってくることを頭に入れておいた方が良いと思います。
2-2.スロープをつくる
もう一つスロープを作って敷地に入れるようにするというのも良くある方法ですが、道路と敷地の形状でスロープの傾斜が決まる為、高低差が大きいではあまりお勧めできません。
たまに明らかに設計ミスと思われるスロープを目にする事もあるので、信頼できる設計士さんに設計してもらうようにしましょう。
高低差が1mを超えると鉄骨架台を組み、それ以下だとRCのスロープになる事もあります。工法や高低差にもよりますが、大体100万円位~になります。
傾斜地で不動産を建てたい場合、普通の不動産屋の場合ノウハウが無いため、傾斜地や再建築不可などニッチな物件に詳しいドリームプランニングがおススメです。