「エレベーター無しマンションを買取りして欲しいけど、いい業者はある?」
ニッチな不動産でおなじみドリームプランニングでは、日々そんなお悩み相談をいただいております。

マンションなど住宅環境が高層化している現代、エレベーターは必須の設備と言えるでしょう。しかしエレベーター無しマンションもまだまだ多いのが現実です。
そこで今回は、エレベーター無しマンションの買取り業者や、エレベーターに関する知識を徹底解説いたします!

【この記事は、こんな方に向けて書きました】

著者情報

エレベーター無しマンションの買取り業者はどこがおすすめ?with image|URUHOME

株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋 樹人

法政大学工学部建築学科卒、中堅不動産仲介業者を経て、株式会社ドリームプランニングに入社。底地、再建築不可、市街化調整区域内の土地など、特殊な土地の売買を多く手掛ける。2020年8月より代表取締役に就任

著者が経営する「株式会社ドリームプランニング」は、2005年の創業より一棟マンションの不動産を買取りする専門業者として日本全国で訳アリ物件を買取してまいりました

大変ありがたいことに神奈川・東京をはじめ日本全国から不動産のご相談を頂いており、5,000万円位までの不動産であれば最短2日で買取りさせていただくことも可能です。

一棟マンションの不動産売却でお困りでしたら、こちらからお気軽にご相談くださいませ。

  1. エレベーター無しマンションの買取り業者5選
  2. エレベーター無しマンションのデメリット
  3. なぜマンションにエレベーターがないのか【オーナーの本音】
  4. エレベーター無しマンション、何階まで我慢できる?【入居者の本音】
  5. エレベーター無しマンションにエレベーターを設置するには?
  6. 【予備知識】エレベーターに関する法律は?
  7. エレベーター無しマンションでお困りなら、URUHOMEへご相談を

1.エレベーター無しマンションの買取り業者5選

結論から申し上げますと、エレベーター無しのマンションでも買取り可能です。

ここではエレベーター無しマンションを買取りしてくれる、おすすめ業者5選を紹介してまいります。

1-1.(株)ドリームプランニング(首都圏・日本全国)

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「不動産のあらゆる問題を解消し、人々の喜びと幸せを追求する」

手前味噌で恐縮ながら、当社ドリームプランニングは首都圏(特に神奈川・東京)はじめ日本全国のエレベーター無しマンションの買取りを強化しております。

買取から再販の流れを自社で一貫していることから、中間マージンが発生せず、お客様の利益を最大化できるのです。

エレベーター無しマンションだけでなく、ニッチな不動産(再建築不可・調整区域・底地&借地など)も幅広く手がけておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

1-1-1.(株)ドリームプランニング・企業データ

会社名株式会社ドリームプランニング
免許神奈川県知事(4)第25679号
創立2005年7月
事業内容負動産(ニッチな不動産)の買取り・再生・販売・不動産売買仲介・不動産テック
資本金1,000万円
代表者代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと)
本社〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜10F
電話番号045-641-5480
FAX045-641-5490
HPhttps://dream-plan.com/
営業時間9:30~18:30
定休日水曜日・日曜日(祝日は営業)
運営サイト不動産のお悩み解決サイト URUHOME(ウルホーム・当サイト)
 業界初の不動産SNS UCIKATU(ウチカツ) https://ucikatu.com/

1-2.東京テアトル(首都圏・関西圏)

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「あなたの人生に豊かな響きを」

東京テアトルは戦後まもない1946年創業、不動産事業だけでなく映画配給や飲食店経営など多彩な事業を展開している企業です。

今はまだ買取りに出す予定がなくても、買取の流れやスケジュールなど、素朴な疑問も気軽にご相談ください。

無料査定(訪問査定に限る)でテアトル映画ペアチケットをプレゼントしてくれるキャンペーンも実施しているので、ご興味あれば利用してみてはどうでしょうか。

1-2-1.東京テアトル・企業データ

会社名東京テアトル株式会社
免許国土交通大臣(1)第10331号
創立1946年6月
事業内容映画関連事業・飲食関連事業・不動産関連事業
資本金45億5264万円
代表者代表取締役社長 太田和宏
本社〒160-0022 東京都新宿区新宿1-1-8御苑テアトルビル
問い合せhttps://mansion.theatres.co.jp/sell-contact/ (専用フォーム)
電話番号0120-900-881(東京本社)0120-711-018(関西支社)
HPhttps://www.theatres.co.jp/index.html
営業時間10:00~18:00
定休日水曜日

1-3.近鉄不動産(関西圏ほか)

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「人と街の可能性を拓く。」

カタツムリのマークでおなじみ近鉄不動産は1968年創業。関西・東海地方を中心に不動産事業を展開する大手デベロッパーです。

エレベーター無しマンションの買取りだけでなく、戸建てや土地の買取りも相談できます。

また、Zoom等を活用したオンライン相談も可能なので、忙しくてなかなか店舗に足を運べない方も助かりますね。

1-3-1.近鉄不動産・企業データ

会社名近鉄不動産株式会社
免許国土交通大臣(11)第3123号
創立1968年4月
事業内容不動産事業、ゴルフ場経営、オフィスビル事業など
資本金1億円
代表者代表取締役社長 倉橋孝壽
本社〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-5-13上本町新歌舞伎座ビル(上本町YUFURA)
電話番号06-6776-3001
HPhttps://www.kintetsu-re.co.jp/
営業時間営業所により異なる
定休日水曜日・木曜日

1-4.カチタス(地方・都市郊外)

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「家に価値タス」

カチタスは他社があまり取引したがらない地方や都市郊外の不動産買取り会社です。

群馬県桐生市で1978年に創業、2004年には名古屋証券取引所に上場しました。そして2017年には東京証券取引所プライム市場への上場を果たしています。

中古住宅においては7万戸以上の買取り実績があり、査定価格の提示まで最短3日、現金化まで最短3週間というスピード感が魅力です。

1-4-1.カチタス・企業データ

会社名株式会社カチタス
免許国土交通大臣(6)第5475号
創立1978年9月
事業内容中古住宅再生事業
資本金37億7,887万1,000円
代表者代表取締役 新井健資
本社〒376-0025 群馬県桐生市美原町4-2
電話番号0120-593-000
HPhttps://katitas.jp/information/
営業時間9:00~18:00(店舗)
定休日火曜日(第1・3・5)、毎週水曜日

1-5.リプライス(地方・都市郊外)

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マンションや戸建ての再生住宅を、日本全国で年間1,130件以上販売。豊富な実績を誇る会社です。

リプライスは1996年創業、2016年にカチタスと経営統合したことで、グループ会社となりました。

三大都市圏(東京・名古屋・大阪)のうち都市郊外の買取りに強いので、皆さんのエレベーター無しマンションも相談してみてはいかがでしょうか。

1-5-1.リプライス・企業データ

会社名株式会社リプライス
免許国土交通大臣(3)第7920号
創立1996年6月
事業内容住宅再生事業
資本金7,500万円
代表者代表取締役社長 牛嶋孝之
本社〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄1-9-16-3F
電話番号0120-001-475
FAX052-228-8206
HPhttps://reprice.co.jp/
営業時間9:00~18:00
定休日年中無休

2.エレベーター無しマンションのデメリット

現代生活において、ほぼ必須とも言えるエレベーター。そのエレベーターが無いマンションには、どのようなデメリットがあるでしょうか。

あえて考えるまでもありませんが、あらためて解説しておきましょう。

2-1.階段の上り下りが大変

言うまでもなく、エレベーター無しマンションは階段を自力で上り下りしなくてはなりません。

例えばドリームプランニングの本社事務所はビルの10F(2024年2月現在)にありますが、エレベーター無しで上り下りしなければならないとすると、考えるだけでうんざりしますね。

健康づくりにはいいのでしょうが、日常生活で急がねばならない時には恨めしく思ってしまうことでしょう。

2-2.宅配や引っ越しも敬遠される?

筆者が昔、新聞配達のアルバイトをしていた時、エレベーター無しマンションが本当に嫌でした。

特にあるマンションは階ごとに全戸が廊下でつながっている造りではなく、1~2戸配達したら一度階段を下りて、隣の階段を上らねばならなかったのです。

地上部分に集合ポストなんて、そんな気の利いたものはありませんでした。

501号室502号室503号室504号室505号室506号室
401号室402号室403号室404号室405号室406号室
301号室302号室303号室304号室305号室306号室
201号室202号室203号室204号室205号室206号室
101号室102号室103号室104号室105号室106号室

この場合は各階の1号室と2号室、3号室と4号室、そして5号室と6号室の間に階段がありました。

かつて501号室と504号室と505号室がだけ新聞をとっていて、心の底から「早くとるのをやめてくれ!」と願ったものです。

また、引越しも大変そうですね。抱えられる段ボールサイズならともかく、冷蔵庫やタンスなど大型家具を運び上げるのは一苦労でしょう。

相手も仕事だから文句は言えないでしょうが、業者さんたちからネガティブな感情を抱かれていると思うと、決して気持ちよく暮らせるものではありません。

2-3.バリアフリーの観点からもエレベーターは必須

健康な人でさえエレベーター無しマンションでうんざりしているのに、車いすや松葉杖で生活している方々は死活問題と言えます。

車いすでは階段を上がれませんし、松葉杖でも階段を上がるのは非常に困難です。エレベーター無しマンションでは1階に住むことを余儀なくされてしまうでしょう。

また、住んでいなくてもそうした方々が遊びに来ることも非常に難しくなります。

今後バリアフリーはもちろんのこと、SDGsの観点(※)からもエレベーターは必須の設備となっていくでしょう。

(※)持続可能な17の開発目標。そのうち(3)すべての人に健康と福祉を、と(11)住み続けられるまちづくりを、が該当します。

2-4.入居者が流出してしまうリスクが高まる

エレベーター無しマンションは住みにくいため、入居者が居つきにくいのは言うまでもありません。

今いる方はよりよい(マシな?)物件を求めて出ていきますし、新たに入ろうと検討している方もエレベーター無しでは敬遠してしまうでしょう。

そうなると入居率は下がる一方で、賃料収益が減って固定費がマンション経営を圧迫してしまいます。

エレベーター無しマンションをそのまま放置しても状況が好転するとは考えにくいため、エレベーターの増設に踏み切るか、あるいはそのまま買取に出すことも考えましょう。

2-5.だから資産価値≒買取り査定が安くなってしまう

エレベーター無しマンションにはデメリットが多いため、入居者が敬遠してしまいます。

だから賃料による収益が期待できず、資産価値が低く見られてしまいがちです。そうなれば当然、買取り査定も安くなってしまうでしょう。

かと言って、後からエレベーターをつけても費用対効果は見合うのか、その見極めは非常に難しいものです。

ならばいっそ、エレベーター無しのままマンションを買取りに出してしまった方が有利なケースもあるので、専門家の意見も踏まえて慎重に検討しましょう。

3.なぜマンションにエレベーターがないのか【オーナーの本音】

エレベーター無しマンションがいかに不便で大変か、筆者がわざわざ解説するまでもなくご理解いただけるかと思います。

なのになぜ、オーナーはエレベーター無しマンションを建ててしまうのでしょうか。彼らに本音を聞いてみました!

3-1.エレベーターの設置費用が高いから

エレベーターの設置費用は、数百万円から数千万円、果ては億単位までピンキリです。詳しくは後で解説しましょう。

エレベーターがあることで物件の魅力が飛躍的に高まる(というかエレベーターがないと話にならない)ため、コスパはよいものの、やっぱり安い買い物ではありません。

だからエレベーター無しにせざるを得なかった……そんな声が聞かれました。
それと同時に「あの時、ちょっと無理してでもエレベーターを設置しておけばよかった」……との声も多数聞いています。

3-2.立地など他の条件で勝負できると思ったから

エレベーターを設置するのが難しくても、ウチのマンションは駅チカで立地がいいから入居者が来てくれるはず。などとタカをくくっていた方も少なくないでしょう。

もちろん、そうした条件は物件の魅力には違いありません。しかしエレベーターが無いことは、上層階の入居者にとって日常的に大きなストレスがかかります。

ストレスが魅力を上回ってしまえば、いくら魅力ある物件であろうと入居者は来てくれないのです。

マンション経営の経験が浅いと、特にエレベーターを日常的に利用する生活環境にいなかった方は、特にエレベーターの価値を軽く見て後悔する方が少なくありません。

3-3.エレベーターの設置義務は?

エレベーター無しマンションの階段を上るたび「4階以上のマンションには、エレベーターの設置を義務化して欲しい」と願った方は、きっと筆者だけではないはずです。

マンションにエレベーターを設置する義務はあるのでしょうか。建築基準法第34条を見てみましょう。

建築基準法 第34条
(昇降機)
第三十四条 建築物に設ける昇降機は、安全な構造で、かつ、その昇降路の周壁及び開口部は、防火上支障がない構造でなければならない。
2 高さ三十一メートルをこえる建築物(政令で定めるものを除く。)には、非常用の昇降機を設けなければならない。

高さ31メートルを超えるマンションには、非常用のエレベーター(昇降機)を設けなければならないことが規定されています。

これは高さ31メートルを超えるとはしご車が届かなくなるため、消防隊が上層階へ消火に行けるよう非常用エレベーター(通常使用と兼用可能)の設置を義務づけたのでした。

高さ31メートルと言えば、一般的な天井高さの建物で7~10階程度。だから6~9階以下ならエレベーターを設置しなくてもいいのだという声をよく聞きます。

ただ、9階建てのエレベーター無しマンションなんて、現実的に誰が住んでくれるでしょうか。それなら階数を低くおさえてでも、エレベーターの設置費用を捻出すべきです。

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4.エレベーター無しマンション、何階まで我慢できる?【入居者の本音】

今度はエレベーター無しマンションに住んでいる&よく行く方を対象に、エレベーター無しマンションの「何階までなら我慢できるか」を聞いてみました。

エレベーター無しマンションを経営しようと思っている方などの参考になるかも知れません。

4-1.2階以下なら、エレベーター無しで当然

2階建ての建物であれば、エレベーター無しがむしろ普通。気にしないという意見が圧倒的多数でした。むしろあったら贅沢くらいの感覚です。

2階建てのマンションというのはちょっと想像しにくいと思いますが、一つの建物を区分所有していれば基本的にマンション(区分所有建物)となります。

建てようとしているマンションが2階建て以下であれば、エレベーターは設置しなくてもマイナス要因にはなりにくいでしょう。

4-2.3階までならエレベーター無しでも気にしない

若い方(~30代)の多くは、3階建てくらいならエレベーター無しでも気にしないという意見が多くありました。

ただエレベーター無しに抵抗感を覚える方もいないわけではありません。エレベーターを設置するかしないか、悩み始めるボーダーラインと言ったところでしょうか。

ちなみに筆者は、4階までならエレベーターがあっても階段を駆け上がります!

4-3.4~5階でエレベーター無しだと中高年にはきつい

よく「あのマンションはエレベーターをつけたくないから、設置義務のない4階建て(又は5階建て)にしたんだ」などという俗説を耳にします。

先ほど解説した通り、エレベーターの設置義務は階数でなく高さのようですが、ともあれ4~5階のマンションにエレベーターがないのはかなりきついでしょう。

40代の筆者であれば駆け上がりますが、ただその生活が数十年にわたって続く可能性を考えると、少なくとも終の棲家には選びたくありません。

「オーナーがケチで、エレベーターをつけたくないからあの階数にしたんだ」というネガティブ感を与えかねないため、マンションを建てるならエレベーターの設置をおすすめします。

4-4.6~9階でエレベーター無しは「あり得ない」

これはほぼ満場一致でした。6階以上のマンションでエレベーター無しは、長く住むことを考えればあり得ないでしょう。

かつて、筆者が職場の寮に入居していた時は7階に住んでいましたが、エレベーターは上司しか使ってはいけない規則がありました。

毎日毎日、7階分の階段を上り下りしたのは、今となってはいい思い出……いやいや、あれは当時20代だから出来たのです。

そんな物件に入居しようという物好きはまずいないでしょうから、皆さんが6階以上のマンションを経営するときは、是非ともエレベーターを使わせてあげて下さいね。

5.エレベーター無しマンションにエレベーターを設置するには?

エレベーター無しマンションについて、基本的にいいところがありません。

強いてメリットを挙げるなら「エレベーターのメンテナンス費用がかからないこと」くらいでしょうか。

しかしそれは入居者にとってあまり関係ないため、やはりマンションにはエレベーターを設置するのがおすすめです。

なのでここでは、エレベーター無しマンションにエレベーターを設置するために必要な期間や費用について解説していきましょう。

5-1.エレベーターの設置期間は?

マンションにエレベーターを後から設置する期間はおおむね6ヶ月から1年程度を見積もっておきます。

業者によって段取りや期間はまちまちですが、以下の流れをイメージしておきましょう。

打ち合わせ・図面調査1~2日
現地確認約1~2週間
概算見積り約1~2週間
設計図作成約1ヶ月
正式見積り・契約1~2日
パーツ制作約3~6ヶ月
現地施工約1~2ヶ月
※URUHOMEまとめ

※エレベーター無しマンションの状況によって期間が更に延びる可能性もあります。詳しくは業者にお問い合わせください。

5-2.エレベーターの設置費用は?

マンションのエレベーター設置費用は業者によって異なり、現地の状況しだいで大きく変わってきますが、目安としては約2,000~4,000万円が相場です。

エレベーターには大きく油圧式とロープ式があり、費用を抑えたいなら油圧式をおすすめします。ただし工期は長くなる傾向があるため、近年ではロープ式が主流となっているようです。

またマンションの建物強度が不足している場合は自立鉄塔(エレベーターを上下させる枠組み)を建設、費用は通常価格に50~200万円を追加することになります。

中には相場より極端に安い金額を提示してくる業者もいますが、そういうところは往々にして後から差額以上の不具合をもたらしがちです。決しておすすめできません。

モノやサービスには適正価格があることを、常に念頭においておきましょう。

5-3.エレベーターを設置したら、維持費用もかかってくる

言うまでもありませんが、エレベーターを設置したらそれでおしまいではなく、維持費用も発生します。

エレベーターのメンテナンスは素人だと難しいため、専門業者に依頼することになるでしょう。

エレベーターの管理業者と結ぶ契約は、フルメンテナンス契約とPOG契約に分かれます。

5-3-1.フルメンテナンス契約

文字通り、エレベーターの維持管理をすべてお任せする契約です。

次に紹介するPOG契約に比べて料金は高いものの、余計なことを考えなくてよい点と支出額が一定していることがメリットと言えるでしょう。

フルメンテナンス契約の料金相場は独立系業者で3~4万円/月、メーカー系業者だと4~6万円/月のところが多いようです。

5-3-2.POG契約

POGとはパーツ(Parts部品)・オイル(Oil燃料)・グリス(Grease潤滑油)の略。つまり消耗品の総称です。

エレベーターを日々運用する中で消耗していくPOGの補充と、最低限の点検だけを請け負う契約になります。

ケアが必要最低限になるため、フルメンテナンス契約に比べて料金は割安です。ただし契約外のメンテナンスは別料金になってしまうため、思わぬ出費に注意しましょう。

POG契約の料金相場は独立系業者が2~3万円/月、メーカー系業者では3~5万円のところが多くなります。

5-3-3.エレベーターのメンテナンス契約まとめ

フルメンテナンス契約POG契約
カバー範囲すべて消耗品の交換・点検のみ
別途料金なし発生する可能性あり
大規模修繕別途料金(契約による)別途料金
料金相場(独立系業者)3~4万円/月2~3万円/月
料金相場(メーカー系業者)4~6万円/月3~5万円/月
※URUHOMEまとめ

5-4.賃料UPや資産価値UPで費用をペイ出来るか?

エレベーターについて深堀りしたらキリがないので、この辺りにしておきましょう。

マンションにエレベーターがついていると資産価値が高まり、賃料UPが見込める可能性もあります。

ただし、今どきマンションにエレベーターがついているなんて当たり前であり、むしろ今までついていなかった事の方が驚きです(多くの入居者はそう思うでしょう)。

「エレベーターをつけたくらいで、賃料UPだなんて恩着せがましい!」

と思われてしまったら、入居者の足は遠ざかってしまうでしょう。

エレベーターを設置しても、その費用がペイできなければ意味がありません。エレベーター設置の着手前に、十二分の検討を強くおすすめします。

6.【予備知識】エレベーターに関する法律は?

ここで予備知識として、エレベーターに関する法律についても解説しておきましょう。

マンションにエレベーターを設置・運用するのであれば、すべて管理業者に丸投げではなく、最低限の法律知識は押さえておきたいところです。

6-1.建築基準法

建築物の最低基準を定めた法律です。エレベーターについては第8条(維持保全)・第12条(報告、検査等)・第34条(昇降機)などが関係してくるでしょう。

エレベーターを設置する時も他の条文が関係してくるので、勉強しておいて損はありません。

6-2.昇降機の維持及び運行の管理に関する指針

その名の通り、エレベーターを安全に利用できるよう国土交通省が定めた指針です。

マンションごとにエレベーターの管理マニュアルを細かく定め、安全利用はもちろん事故発生時や非常事態まで的確な対処ができるようにしておきましょう。

6-3.クレーン等安全規則

クレーン等と聞いてエレベーターを連想しにくいでしょうが、この規則では第138条から第172条(第5章 第1節~第5節)にかけてエレベーターを取り扱っています。

  • 製造および設置(第138条~第146条)
  • 使用および就業(第147条~第153条)
  • 定期自主検査など(第154条~第158条)
  • 性能検査(第159条~第162条の2)
  • 変更・休止・廃止など(第163条~第171条)

6-4.区分所有法

エレベーター無しマンションに新たにエレベーターを設置する場合、マンションの特別決議が必要となり、「区分所有者総数の4分の3以上」かつ「議決権総数の4分の3以上」の承認が必要となります。

なので、もし売却を考えているマンションが区分所有のマンションで、エレベーター無しマンションにエレベーターがつけば高く売れるのかなと考えている場合、そもそもエレベーターを付けるための決議を経るのが難しいと思っておいた方が良いでしょう。

7.エレベーター無しマンションでお困りなら、URUHOMEへご相談を

以上、エレベーター無しマンションの買取り業者やエレベーター無しマンションのデメリット等を徹底解説して参りました。

エレベーター無しマンションにエレベーターを後付けしても、その費用をペイするのは非常に困難がともなうものです。

エレベーター無しマンションについてお困りでしたら、当サイトURUHOMEを運営するドリームプランニングへ買取りをご相談くださいませ。

当社は2005年の創業より日本全国のエレベーター無しマンションを買取りして参りました。今回も、お客様のお悩み解決に役立てることと思います。

もちろん区分所有のエレベーター無しマンションでも、エレベーター無しマンションの丸丸一棟でも、どちらでも買い取り可能です。

エレベーター無しマンションの買取査定は完全無料。最速のケースではご依頼いただいてから2時間で査定完了、2日で買取させて頂きました。

お客様がエレベーター無しマンションの現金化をお急ぎでしたら、ぜひドリームプランニングへご相談くださいませ。

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